持ち運びできるミシン10選｜選び方や持ち運びバッグも詳しく紹介！

ボタン付けや布巾作りだけでなく、もう少しハンドメイドを楽しみたいと考えたことはありませんか？手縫いに物足りなさを感じた人におすすめなのが、家庭用のミシンです。しかし、ミシンは高価で種類が多く、何を基準に選んでいいか迷いますよね。

初めての人や、年に数回しか使わないという人にぴったりなのが、持ち運びが簡単な「コンパクトミシン」です。基本的な機能がぎゅっと詰まっているので、小物づくりや裾上げなどに大活躍してくれます。

この記事では、コンパクトミシンでできること・メリットとデメリット・コンパクトミシンの選び方・おすすめ商品10選を解説しています。また、あると便利な持ち運び用のケースの紹介もします。ぜひ参考にしてください。

力のない人にとって、ミシンの持ち運びは大変です。出すのが面倒で使わなくなってしまった、ということが起こりがちです。でも、持ち運びしやすいミシンなら、気軽に作業が始められます。女性や高齢者こそ、コンパクトミシンがおすすめです。

手縫いでは時間がかかることに、コンパクトミシンが便利に使えます。ボトムスの裾上げや入園準備、ちょっとした小物作りに大活躍です。

布マスクやエコバッグといった小さいものなら、思ったよりも簡単に出来上がります。初心者の人には、糸通しの準備が簡単なものや、自動糸調子機能があるコンパクトミシンがおすすめです。

7キロ以上のミシンをフルサイズミシンといいます。コンパクトミシンに比べて1キロ以上重く、実際持って比べると明らかな違いがあります。フルサイズミシンはパワーがあり、大きいものを縫うのに向いています。

安定した作業が可能なため、洋服から手作り小物までどちらの用途にも使いやすく、ソーイングの幅は広いです。故障が少なく丈夫なので、長くミシンを使いたい人に向いています。

反面、持ち運びのしにくさで出し入れが面倒に感じる場合があります。ミシンを日常使いしたい人には、コンパクトミシンがおすすめです。

ミシンを収納できるキャリングバッグを紹介します。キャンリングバッグに入れると、片手で持ち運べるためとても便利です。また、ミシンをホコリや汚れから守るためにもキャリングバッグは有効です。

ミシンを持ち運ぶ場合のかばんやケースについてもっと知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

ミシンの上にかけておくカバーは手作りでもいいですが、ミシンを持ち運びするためのバッグは耐久性が重要なのでできれば市販品を購入しましょう。持ち手が切れ下に落とすとケガやミシンの故障の可能性があります。

ハンドメイドやミシンに慣れている人であれば、耐久性があるミシン用キャリーバッグを自作してもいいと思います。ただし、使用する素材や縫製はミシンの重さに耐え得るものにしてください。

コンパクトミシンは、フルサイズのミシンに比べて比較的低価格で購入できます。また、収納場所も取りません。予算や収納スペースに限りがある人には、フルサイズミシンよりもコンパクトミシンが向いています。

コンパクトミシンは低予算で購入することができます。ミシンを購入する際に気になるのは価格です。フルサイズのミシンは高額なものが多く、3～5万円程度用意する必要があります。

コンパクトミシンを選べば、予算は1～2万円程度で済みます。簡単なものを作ってみたい人には、コンパクトミシンがリーズナブルでおすすめです。

コンパクトミシンは収納スペースをとりません。リビングの片隅や、作業机の下に置いても邪魔に感じることはありません。クローゼットや押入れに保管したい場合にも、ある程度のスペースがあれば収納できます。

アパート住まいなどで住居スペースが限られる人や、収納できる場所が確保できない人は、コンパクトミシンがおすすめです。

リーズナブルで収納場所をと取らない一方、コンパクトミシンにはデメリットもあります。重さがないため縫いにくかったり、作れないものがあるという点です。用途によっては、コンパクトミシンは使いにくいです。

持ち運びしやすいコンパクトミシンですが、軽いために安定しないというデメリットがあります。少しガタつきがあり、縫いにくさを感じる場合もあります。ミシンの経験者であれば技術でカバーできますが、全くの初心者には少々難しいかもしれません。

コンパクトミシンは、シンプルな小物などの簡単なハンドメイドに向いたミシンと考えてください。また、布巾を縫ったり、破けた洋服を補修したり、といったことなら便利に使えておすすめです。

コンパクトミシンはパワー不足なため、厚手の生地を縫うことができません。キルティングや革などを使ったアイテム作りは、標準的なコンパクトミシンでは困難です。

また、ズボンの裾上げができますが、デニムのお直しはできません。コンパクトミシンは、小物にステッチを掛けたり、アップリケを付けたりといった細かな作業に向いているミシンです。

コンパクトミシンは十分なソーイングスペースが取れないため、大きいものを作ることに向いていません。洋裁やカーテン作りがしたい場合は、フルサイズのミシンを選んでください。

入園準備などで一時的にミシンを使いたいという人や、エコバッグやマスク作りができればいいという人は、コンパクトミシンで役割は果たせます。ミシンの扱いに慣れてきて、本格的にソーイングを始めてみたくなったら、フルサイズミシンの購入を考えてみましょう。

コンパクトミシンは、電子ミシン・コンピューターミシン・電動ミシンの3種類があります。縫うスピードに違いがあり、初心者向きのタイプと、ある程度の上級者に向いたタイプがあります。予算や自分の熟練度に合わせ選びましょう。

電子ミシンは、価格重視な人におすすめです。シンプルな使い心地で、縫うスピードを電子でコントロールしてくれる扱いやすいミシンになります。

厚めの生地に対応可能で、初心者の人でも安定して縫い進めることができます。1台目のミシンを購入する人や、お試しに低価格のミシンが欲しいという人にぴったりです。

コンピューターが内蔵され、ボタンやパネルで操作ができるのがコンピューターミシンです。どなたでも抵抗なく使うことができる初心者に向いたミシンですが、価格がやや高いです。

一方で、コンピューターの制御で複雑な刺繍ができ、仕上がりがきれいという特徴があります。ハンドメイドを本格的に楽しみたいという人は、コンピューターミシンを選びましょう。

電動ミシンは上級者向きです。縫うスピードや動作を制御してくれる機能はありません。複雑でない分、電子ミシンやコンピューターミシンに比べて低価格です。

また、速いスピードで縫うことができるので、効率よく作業できます。一方で、ゆっくり縫うとパワーが落ちる傾向があります。縫い終わりの針の位置が一定でなく、慣れない人には扱いが難しいミシンです。

上糸と下糸の強さを自動で合わせてくれることを、自動糸調子機能といいます。機能が付いていないミシンの場合、手作業で最適な糸調子を合わせなければいけません。

慣れないうちはどちらかの糸が浮いてきたり、きつ過ぎて布地がつれてしまったりと失敗も多くなります。買ったばかりのミシンが苦手になることもありますが、自動糸調子機能が付いているミシンなら、すぐに縫い始めることができます。

針穴に糸を通してくれるのが、自動糸通し機能です。糸通しは必ず行う動作なので、スムーズにミシンを使いたい人は、自動糸通し機能がついた機器を選びましょう。

自動糸通し機能は、メーカーや機種によって使い方に大きな違いがあります。両手を使わなくてはできないタイプや、片手で行うタイプ、ワンタッチでできるタイプなどがあるので、購入する際はよく確かめてから選んでください。

スタートのスイッチになったり、縫うスピードの調節ができるペダルのことを、フットコントローラーといいます。ミシンの扱いに慣れない人にとって、非常に便利な機能になります。

なぜなら、フットコントローラーがあれば両手がふさがらず、縫う作業に集中できるからです。本体に付属することが多いですが、価格を抑えるために、別売りになっている機種があります。フットコントローラーが必要な場合は、本体価格に含まれているか確認しましょう。

コンパクトミシンは軽量なため、がたつきやすく操作中の音が気になる傾向があります。「騒音でご近所に迷惑をかけたくない」と考える人は、静音設計に特化したミシンがおすすめです。

日中忙しく夜間にミシンを使いたい人は、静音性のあるミシンを選びましょう。静音性を左右するのはミシンのフレームです。プラスチック製に比べて、金属製のフレームのほうが比較的静かです。

仮縫いや一時的なお直し程度なら、手持ちのハンディミシンを使ってみましょう。ホチキスのような形状の簡易的なミシンです。慣れてしまえば手縫いよりも簡単で便利に使えますが、下糸がないのでほつれやすいという欠点があります。後から縫い直すという前提なら、手持ちのハンディミシンも使えます。

手軽なものだと100均のキャンドゥから販売されています。品薄状態が続いており入荷もなかなかない商品なので見つけた際には手に取ってみてください。

楽しくソーイングを始めるには、使いやすいミシンを選ぶことです。何をつくるのか、ミシン歴はどれくらいかなど、人によっておすすめのミシンは変わります。選び方のポイントをしっかり抑えて、自分に合ったミシンを探しましょう。