安いミシンのおすすめランキング｜初心者向けの格安品も【安いミシンはダメ？】

子供の入園・入学グッズを作ったりズボンやスカートの裾上げしたりと、節目節目にミシンは必要になります。いつも使うのではなく一時的にミシンが必要になるご家庭は多いです。そんなときに高価なミシンを購入しても持て余してしまうだけかもしれません。

高価なミシンは多くの機能が搭載されており、初心者がすべてを使いこなすのは至難の技。長く使う予定がなく必要最低限の機能のみあればいいといった場合は、低価格なミシンの購入をおすすめします。最近の格安ミシンなら、1万円前後でもリーズナブルに購入できます。

しかし、購入してすぐに故障したり、壊れたりといったトラブルは避けたいものです。そこで、安いミシンでも安心して購入できる選び方のポイントを解説します。ミシンが安く買えるタイミングや、2万円以下のおすすめミシンランキング、小型ミシンも紹介しているのでぜひ参考にしてください。

ミシンの価格は安いものなら数千円、高級ミシンなら数十万円とピンキリです。しかし、あまりに安すぎるミシンは、使い勝手が悪かったり一般的なミシンよりガクンと性能が落ちたりします。手頃な価格でそれなりの性能を備えたミシンは、1万円前後かそれ以上のモデルに多いです。

金銭感覚は人それぞれですから、1万円でも「高い」と感じる方もいます。しかし、1万円未満のミシンは口コミを見ても悪い評価が目立つ製品がほとんどで、おすすめできないものが多いです。そこで今回の記事では、2万円以下のミシンを基本に解説していきます。

ミシンはハイエンドモデルなど高価なものであれば10万円以上するものもあります。安いミシンと高いミシンの違いには、以下のような点が挙げられます。

安いミシンと高いミシンでは、縫える布に違いがあります。馬力を出すためのモーターが強ければ強いほど、デニムなどの分厚い布も力強く縫い上げられますが、強いモーターは高価なため、ミシンの値段も高くなる傾向があります。

同時に、馬力のあるモーターは高品質なため静音性にも優れています。高いミシンはその馬力に反して、静かなものが多いです。そして、なにより耐久性があるので長く愛用できます。

また、自動糸通しや自動糸調子など、便利な機能が多く搭載されていると高価になる場合が多く、逆に、安いミシンは搭載機能が少ない傾向があります。

安い家電製品は多くの場合、初心者におすすめです。しかし、ミシンに関しては必ずしもそうとは言えません。5,000円以下の激安コンパクトミシンは、縫製スピードが遅く縫い目がゆがみやすかったり、自動糸通しが付いていなかったりと、初心者に必要な機能が省かれている製品も多く、決しておすすめはできません。

初心者は数千円の激安ミシンより、1～2万円前後のスタンダードな製品の方がおすすめです。ただし、ミシンを使用したことがなく、とりあえず使ってみたいという方は、数千円の格安ミシンから試してみるのもありです。

安いミシンを選ぶときにもっとも大事なポイントは、ミシンの用途を明確化することです。「簡単な小物や子供の入園・入学グッズを作りたい」「ほつれた衣服を補修したい」「ミシンを極めたい」など、用途を明確化するとミシンに必要な機能が絞り込めます。

機能が多いほど価格も上がる傾向があるので、できるだけ安く手に入れたい場合は、必要最低限の機能に絞りましょう。

安いミシンを選ぶときは、電動ミシンを選びましょう。ミシンの価格は性能の高さや機能性で決まります。コンピューターミシンや電子ミシンなどは、さまざまな機能が付いており高性能なので値段も高い傾向があります。

電動ミシンは機能がシンプルで価格も安く設定されているものが多いので、安いミシンを探している方におすすめです。

ただし、ミシンに慣れている方向けのため、初心者の方にはおすすめできません。

また、値段だけで決めるのではなく、しっかりと必要な機能が備わっているかどうかを確認してから購入するようにしましょう。

安いミシンなら「電動ミシン」がおすすめと紹介しましたが、電子ミシンの中にも2万円以下の安い価格で購入できるモデルがあります。

ただし、安いモデルの場合、機能が絞られているので、電動ミシンと同様に自分にとって必要な機能を備えているか必ず確認してください。

安いミシンを選ぶときは保証の有無も必ずチェックしましょう。安いミシンの耐久性は高級ミシンと比較するとどうしても劣ります。それでも使用条件を守った使用方法なら簡単には壊れません。

また、保証が付いていると安心して使用できます。保証期間はメーカーや店舗によってさまざまです。1年間のところもあれば3年間の長期保証のところもあります。万が一の場合もありますのでしっかりとした保証のある製品を選びましょう。

安さで決めてしまうと、「重くて使うのが億劫になってしまう」「使いにくい」など、後々後悔するケースも多々みられます。必ず購入前に口コミをチェックして、使用感などを確認しておきましょう。

口コミで評判の高いミシンならおおむね安心して購入できます。性能が悪かったりすぐに壊れたりするような製品を選ばないためにも、口コミのチェックは欠かせません。

ここからはミシンを選ぶ上で、前提知識を解説します。編集部では実際にミシンを購入した354名を対象に、アンケートを行いました。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• ミシンの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してミシンを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった3つのポイントを意識するだけでミシン選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

①自分にあった種類を選ぶこと

②自分に必要な機能・必要でない機能を確認すること

③サイズを作業スペース・収納場所・作りたい用途に合わせること

これだけです。「その種類がわからない！」「必要・不必要をどう決めるの？」っと思う方も多いと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 安いミシンを選ぶなら電動ミシン、または電子ミシンがおすすめ
• できるだけ安く手に入れたいなら必要最低限の機能に絞る
• 作業スペースに・収納場所の長さを測り、自分の作りたいものが作れるサイズを確認する

これが失敗しないミシン選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

小さいのも大きいのもあるけど、サイズの違いで何か変わるの？

と疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はこのポイントをしっかり選ばないと、作れるものの制限や購入後のストレスを発生させてしまう恐れがあります。

ミシンのサイズを決める上で重要ことはズバリ、

①作業スペース・収納場所に置けるか

②自分の作りたいものを作れるか

の2つです。

安いミシンのほとんどが、本体幅40cm未満のコンパクトサイズです。

洋服やカーテンなど大きな布を使用しての作業には向いていませんが、子供服や小物など比較的小さなサイズのものが作れればいいいといった方には十分な大きさです。

他に気にすべき項目があるのではないか

ここまでで自分にとって使いやすいミシンを選ぶことができるようになりましたが、まだ見るべきポイントがあるのではと不安の方もいるのではないでしょうか。

そこで、購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。

後悔をしないためにおすすめしたいのは、重さ7kg程度ミシンのミシン

「え、7kgは重いのでは？」と思う方も多いと思いますが、実は軽すぎるのも問題です。布地を縫いながら動かす際、本体も一緒にズレてしまう場合があるからです。持ち運びのストレスは減らせても、使用時のストレスが発生してしまいます。

また、軽いミシンのほとんどはプラスチックなどの軽量の素材を使用しており、耐久面は下がってしまいます。お手入れをして長く使いたい方には向いていません。

ただし、安いミシンの多くが7kg未満となっています。そのため、「できるだけ7kgに近い機種を選ぶ」か「持ち運びの快適さを優先させて軽量を選ぶ」かのどちらかを選択してください。

通り針に自動で糸を通す機能です。初心者の方はもちろん、目が悪く見えづらい方にもおすすめです。各社フック式など糸通しの方式はそれぞれ違うものの、どれも簡単にセッティングできます。糸のセッティングに時間がかかってイライラする方はぜひマストで確保しましょう。

縫い始め・縫い終わりを足でコントロールできる付属品です。布を両手で抑えたまま離す必要がないので、ダイヤル操作しながら手元を動かす作業が苦手な方は必須です。ある程度価格以上の機種は付属になっている場合が多いです。購入する前に付属品の欄は必ずチェックしましょう。

押さえとは、ミシンの布が針と一緒に持ち上がらないように抑えるためのパーツです。基本押え・ファスナー押え ・裁ち目かがり押えなどさまざまです。基本的なものは元々付属していることも多いですが、上級者向けのものはオプションである場合があります。

また、ミシンの押さえは規格がさまざまで、各社共通ではありません。同じメーカー内でもシリーズによって使い回せないものも多く、特定の押さえが使いたいのに使えない場合もあります。どんな縫い方がしたいか具体的に用途が決まっている方は、しっかりパーツの対応もチェックしましょう。

手元を照らすライトはあって当然と思いがちですが、価格の安いミシンの中には非搭載機種もあります。そのため、マストでチェックするべきです。

照明の真下で作業する場合以外では、ライトがないと手元が暗く大変見づらいため、作業自体が遠のいてしまいます。失念しがちですが大切なチェックポイントです。

2021年に創業100周年を迎えた国内の老舗メーカーです。初心者から上級者向けのミシンまで取り扱いが豊富にあります。価格も手軽に使える安価なものから本格的で高級なものまで、機能や用途に合わせて選びやすいのが特徴です。

どのメーカーの商品にも欲しい機能があって価格帯も同じくらいという状況になった際は、ジャノメを選んでおけば問題はないでしょう。

170年以上の歴史のあるアメリカのミシンメーカーで、世界初の実用ミシンを発表したメーカーとして有名です。品質の高さとおしゃれなデザインが評判です。

世界的にファンの多いメーカーですので、気になった方は一度チェックしてみてください。

人気のモデルは、「モナミヌウ」「モニカピクシー」です。

お手頃な電子ミシンから刺繍ミシンまで幅広く扱うブラザー工業。歴史ある国産ミシンメーカーで、実績はもちろんサポートも充実しています。

初心者でも使いやすい機能が多く、最初の一台におすすめのメーカーです。家庭用から工業用まで取り扱い豊富なので、どんな用途の方でも満足できます。

他メーカーと比べて刺繍のできるミシンに力を入れているので、かわいいキャラクターの刺繍機能を使いたい方はチェックしてください。

1947年に創業された工業用ミシンの世界トップシェアメーカーです。高い技術力を活かし「BOX送り」などの工業用ミシンの技術を取り入れた家庭用ミシンの開発も行っています。

ジューキのミシンは直線縫いの美しさに定評があり、厚物縫いが得意な機種が多いのが特徴です。

職業用のミシンを買うほどではないけど、職業用に少しでも近いものをとお考えの方はジューキのミシンをチェックしてみるのがおすすめです。

1949年に創立した国内ミシンメーカーです。お手頃価格で販売しているのが特徴で、安くて使いやすいミシンが見つかります。機能は最低限でお安く済ませたいという方は、一度チェックするのがおすすめです。

また、サンリオや不二家のペコちゃんなどキャラクターとコラボしたミシンも販売しています。キャラクター商品が好きな方にもおすすめのメーカーです。

ミシンは春先が1年の中でもっとも安くなります。ミシンの需要は子供の入園・入学グッズ作りの春前にピークを迎え、ピークが過ぎた春先はミシンが最も安くなるシーズンです。春先には既存のモデルが値下がりしたり、販売店が販促キャンペーンを打ったりする場合も多いです。

他にも6～7月や12月のボーナス時期、販売店の決算時期も安く買えます。急ぎでないのなら購入時期をしっかりと見定めて、安くミシンを手に入れてくださいね。

安さにこだわるならネット通販がおすすめです。ネットならすぐに最安値のサイトを調べられますし、販売しているミシンの種類も豊富です。自分のペースで選べるのも嬉しいポイントですよね。

ネットショップが不安なら、家電量販店で実際にスタッフに話を聞きながらミシンを選ぶのも1つの選択肢です。家電量販店での購入は実際に触って確認できるので安心感があります。自分に合った購入方法で楽しくミシンを選んでください。

中古のミシンは、1万円以下の値段でスタンダードなミシンを手に入れられる可能性があります。中古のミシンを購入する場合は、注意しなければいけないポイントを押さえておきましょう。ポイントは以下の2点です。

• 新品よりも寿命が短い
• 修理を依頼できない可能性がある

まず、中古のミシンは通常よりも寿命が短いです。当たり前ですが、一度使用されているからこそ「中古」となって販売されています。「ミシンに慣れたい」「スタンダードなミシンを、一時的に安く手に入れたい」といった場合には中古もおすすめですが、どうしても寿命は短くなってしまいます。

さらに、古い型のミシンは修理を依頼できない可能性があります。現在主流のコンピュータミシンは部品の生産終了が早く、10年未満で修理の受付が終了してしまう場合もあるからです。中古のミシンを購入する際は、このようなリスクを理解したうえで購入を検討しましょう。

安くて使いやすいミシンを選ぶためには、口コミや保証の有無などチェックポイントをしっかりと確認しましょう。特に、初心者には激安ミシンはおすすめできません。1〜2万円前後のしっかりしたスタンダードメーカーの製品を選び、快適に楽しく使ってくださいね。